「 酷暑の炎天下でも快適、汗染みしないメリノウールTシャツ 」

 

出張で炎天下の都内を歩きまわり、試着を繰り返す洋服受注会の展示会場に汗染みとなったTシャツを着て行くのがとても嫌で、去年の夏からメリノウールのTシャツを着て行っている。それがとても快適なのです。

 

「メリノウールは夏に着て暑くないの?」

答えは、「暑くない!、むしろ快適!」。

 

メリノウールは新素材という訳ではないけれど、品種改良と技術革新により、とても細く柔らかい繊維に向上し、肌に触れてもチクチクしない生地となり、数年前から肌に直接触れるアイテムにも採用されるようになりました。

メリノウールの最大の魅力は、その多機能性にあり、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴を持っています。例えるなら、ユニクロの「ヒートテック」と「エアリズム」が持っている機能を、天然素材の一種類の繊維でまかなえるイメージです。さらには、高い防臭性、高いUVカット性能、程よい速乾性もあるから驚きです。

メリノウールの極細繊維の糸の中に空気をため込むエアポケットが多くあり、ダウンなどと同様に断熱・保温素材であると同時に、繊維の表面にスケールと呼ばれるウロコ状のものがありそれが湿度や気温に応じて開閉することで、汗や湿気を吸い上げ気化し繊維内の水分量を自動的に調整します。メリノウールはコットンの2倍、ポリエステルの30倍もの水蒸気を吸収・放出するそうです。

登山用の靴下でウール、特にメリノウール靴下がありますが、これは非常に高い防臭機能があります。ウール繊維は菌の繁殖を抑えるため、数日履いても臭いにくいのは体験済みです。山小屋の中ではありがたい素材であり機能です。メリノウールのTシャツを洗わずに着続ける実験をした団体があるようで、結果、1日12時間以上着用して30日間は全く臭いも無くストレスフリーだったとか。

メリノウールはその素材の特徴から、上品で落ち着いた光沢とドレープ感があり、一枚で着用してもサマになるTシャツです。汗をかいて一日中着用した夕方のコットンTシャツのように、ヨレヨレになることもない。

 

 

 

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